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#2358 シロとクロの衝撃【Salt noodle】 [  L 副社長の業務日誌]

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シロとクロの衝撃【Salt noodle】

2011年8月15日(月曜日)
 思ったほど読書が捗らない。盆休みだというのに何故か忙しい、何故だろう。佐々木の甥っ子姪っ子には小学生が何人もいるんだけれど、まだ読書感想文というものが夏休みに宿題として出るらしい。これとは別に自由研究もあるし日記もある。読書した後の感想は個人的なもので、他人に見せるように書くとなるとそれはもう立派な自由研究だし、日記も同じだと思う。なのに別々の課題として小学生に与えられる。

 読書感想文というのは、まず本の内容を要約する能力が要るし、本の登場人物の視点と本を読んでいる自分の視点を切り替えて書き出す能力が必要です。はたしてこれらが小学生に出来るかどうか。いえ、出来る小学生もいるでしょう。だから自由研究の一端として読書感想文を書く分には良いと思います。問題はさして本に興味の無い段階で課題として一様に読書を進めるという手法にあります。読書はつまらないという印象を与えてしまっている情況を作っておいて「最近の子供は本を読まない」という批判を大人がするのは矛盾を感じます。

 読書感想文を課題として小学生に課すときに、最も佐々木が疑問に思うことに先生(大人)が手本を示さないという点にあります。数学も理科も体育も音楽もたいていの教科は先生が生徒に力を見せることが出来ます。この力を見せることが重要で、もし「教育する」という動詞が存在するならばこのこと以外に無いのではないかと思います。国語の先生が読書感想文や日記を提出した後に細かく添削してくれたことがあったかどうか、少なくとも佐々木は経験がありません。唯一、佐々木が高校生のときに源氏物語がいかに素晴らしいかを1時間授業を無視して語ってくれた先生がいましたが、彼が一番国語教師らしかったです(因みに、最初の授業でまず教科書の匂いを嗅げと言った人物です)。

 さて、つまらないことを書いてしまったので、実家に居る(居ついている)猫様を紹介いたしましょう。
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名犬ゴン太・・・の兄

私の高校の国語教師は、「舞姫」の自身の解釈を延々2ヶ月にわたって披露してくれました。
勿論、テストでは、先生の解釈通りに回答しないと×がつけられます・・・
進学校の国語としては、最悪の授業でした・・・w

何事も、バランスだなぁと、今日の記事を見て思いました^^
by 名犬ゴン太・・・の兄 (2011-08-16 09:23) 

karen811

私は、15年ほど某有名進学塾で国語を教えていました。
国語(現文)の授業は、自分の視点や感情は交えず、一般的とされる考えとその感情の機微を学ぶ教科だと思っています。

ので、小説などは教える教師自体も自分なら絶対そうは思わないというものが、正解だったりするときもままあるのです。たぶんその作家自身が解いても、小説などは一部分の抜粋なので不正解が出るものがあるという魔化不思議な代物です。

「もし自分がその立場なら・・・」ではなく、「こういう状況の場合、一般的な考えとして人はどう思うのか?」というスタンスなんです。

その中で、読書感想文だけが、自分の考えをおもいっきり書いてもいいものなんですが、往々にしてみんな大キライです(-_-;)

でも、昨今のブログ花盛り度を考えれば、読書感想文だけは好き♡という人たちがわんさかいていいと思うのですが・・・(;^ω^)

というか、読書感想文=感動を言葉に、という図式が変に成り立っているせいでみんな億劫になってしまうのです。真剣な恋愛もせず、たいした挫折も味わっていない子供たちがそうそう大人が書いた小説などで感動できるわけがありませんから(^m^;)

私など、太宰治のグズグズ小説など昔は大嫌いでしたが、今になって読むと涙が出てきます。

あぁ、またスカポンちんな私が偉そうなことを書いてしまいました(;・∀・)
長文ごめんない。
by karen811 (2011-08-16 21:50) 

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