＃２２６０ おとなのおとこ...ごっこＮｏ，１０９

猫は考えない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by板橋興宗（御誕生寺住職）

曹洞宗管主まで務めた興宗氏が著書のなかで
「足るを知る」を説明している章の中に出てきます。

--以下抜粋--
御誕生寺では二十数匹猫が修行僧と一緒に生活していますが
猫は「欲しい、欲しい」とは考えません。
猫の知能は二歳の子供程度だといわれているようです。
猫は考えるよりも体で訴えます。
お腹がすいたらぐずり、口に入ったものが美味しかったらニコッと笑う
体でわかっている子供や猫は足るとか足らないとか
頭で考えることがありません。
だから悩むことが無いのです。
--抜粋終わり--

猫は考えない、とは猫の知能が低いという意味ではありません。
人は綺麗な花を見たときに綺麗だと考えます、
美味しいものを食べたとき美味しいと考えます。
でも考える前に体が感じているのです。
たぶん、そのことを指して猫は考えないと仰っているのだと思います。
氏は「仏道は猫に学べ」といいたいとも書いておられますが
佐々木も座禅すれば猫の境地に達せれるでしょうか・・・
南無・・・

---

２０記事毎にお送りしてます「おとなのおとこ...ごっこ」企画です。
モノクロームで漂うおとなの雰囲気の福助氏に
佐々木のお気に入りのフレーズを添えて。さあ召し上がれ。
この企画はそらまめ様・Ｒａｅ様の同名企画をリスペクトして始まっております。
両氏の「おとなの...」も是非、ご賞味あれ。

●そらまめ様　「そらの虹色おさんぽ写真」
●Ｒａｅ様　　 　「ＭｏｎＭｏｎ だ モン!!!」

モノクロームの王子、黒猫マル氏はこちらから。
●ヤヨ様　　　 「モノクロームキャッツ」

---

※当ブログは｢猫屋福助氏の日常｣の続編として始まりました。